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平成28年度 第2回 わがまちタウンミーティングに参加してきました。《2月25日》

『みんなで創ろう!わがまち府中』
 誰もが誰かの役に立てる!困ったときはお互いさまのまちづくり!

『困ったとき』っていうけれど、『お互いさま』っていうけれど、どんな時にどんなことをお手伝いできるの?お互いのことを知ってお互いにできそうな『ちょっとした支えあい』

と、いうテーマで開催されたシンポジウムに参加してきました。
内容】
(1)シンポジウム
・コーディネーター 菱沼幹男氏
(日本社会事業大学社会福祉学部准教授)
・パネリスト 河井文氏(府中市肢体不自由児者父母の会)
笠原里香氏(ご家族を介護されている方)
(2)ワールドカフェ
お茶を飲みながらのワークショップ形式の懇談

 介護保険や、障害者自立支援などの公共福祉だけでは介護や支援に限界があることは紛れもない事実であって、すべてを公的な福祉サービスや、家族の善意にゆだねるということは現実的ではありません。
 こうした福祉でカバーできない部分を地域での助け合いによって、安心して心豊かに暮らすことができるまちづくりを推進してゆくことを目標にシンポジウムが進められました。

 パネリストの河合さんは、息子さんが重度の肢体不自由と精神障害の重複による重度の心身障害で医療ケアを受けながら生活されているとのことです。普段の生活では、医療や様々な福祉支援サービスを利用することで特段生活に困難をきたすことはありませんが、何かイレギュラーが発生したようなときには、対応に苦慮するということもあります。
 とくに、災害時などには、避難所などに行くことなどには不安を感じているということでした。
 しかし、不安を感じているだけでは何も解決しないということで、居住地域の防災対策の委員に参加し息子さんの障害についての理解を求めたり、息子さんをご近所に知ってもらうために外出する機会も増やすようにしているとのことでした。
 障害を持つと、自身も家族もその障害について外にはさらしたくないという気持ちになってしまいがちになることもあると思いますが、周囲の人に障害を理解してもらうためには、自ら外に出てゆかなければならないということは、私自身も同感です。

 笠原さんは、脳梗塞で片麻痺の後遺症があるご家族を在宅で介護しています。現行の介護保険や、療養施設においては、十分なリハビリやケアの提供に不安を感じ、在宅での介護に踏み切ったそうです。在宅介護であっても介護保険サービスだけで十分とは言えませんが、社共で行っている有償ボランティアを活用して在宅での暮らしを続けているとのことでした。

 後半のワールドカフェでは、地域(市内各文化センター管区)での課題について意見交換を行いました。
 何か人助けになる様な事をしたいと思っていても、それを求めている人がどこにいて、どのように接点を持てばよいのか、よくわからない、情報を得ようにも、デリケートな個人情報でもあるので困難であるという意見や、ちょっとした井戸端会議をするような場所や機会が少なくなったという意見もありました。

 最後に、コーディネーターの菱沼先生からは、助け合いのコミュニティが形成されてゆく際の副産物として、「排除の理論」が生じてしまうというお話をされました。
 「排除の理論」とは、助け合いの輪に入らない人を、コミュニティから排除しようという傾向になりがちになってしまうということです。周囲とのかかわり方、協調性の価値観は個人ごとに千差万別であることは言うまでもないことです。コミュニティに参加したくても、仕事や家庭の事情で思うように行かない人もいます。
 助け合いの活動を広めてゆくためには、こうした個人の事情を許容し、寛容な心を持つことが何より大切なことである、として今回のシンポジウムを締めくくられました。

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